お料理を始める前に


まずは基本的な注意


怪我をしないことが大前提!!
初めて目玉焼きを焼いた、初めてりんごをむいた、子供の頃を思い出してね。
そう。片麻痺になってからのお料理は初めて。みんな最初は初心者さん♪

私も麻痺側に感覚が無いので細心の注意を払っているのですが…

●ガス台に近づきすぎない!!
スパーンと麻痺腕が上がることもあるので、なべやフライパンをひっくり返したら大変。
ガス台に触れていることに気づかず火傷したり、着衣を焦がしたら大変。
ガス台の前では常に、麻痺側は一歩引いてます。

●まな板は安定した場所に!!
いつもの癖でシンクに渡すように置いてしまうと…バランスを崩してとっさに置いた手が不安定なまな板の上だったら大変。
しかも、そこに包丁なんか置いてあったら包丁飛びます(実は一回やらかしました)

最初は、ご家族がいる時間など、無理せず慣れていきましょ。
小学生のときに、初めて包丁を持った気持ちを思い出して、ね。

とにかく

*火、刃物には細心の注意を!!*

です。

こお料理前の準備


片手でお料理する場合、包丁の切れ味がストレスを左右します!
良く切れる包丁なら、食材を押さえなくてもなんとか片手で切れたりするのです。
これが、切れない包丁だといつまでたってもお肉とまな板を包丁でクニクニする羽目になります(笑)
お料理開始時にはシャープナーでシュシュっとする習慣がついたら楽かな。

意外と便利なのがボックスティッシュ。
調理台がちょっと汚た!布巾で拭いて、布巾を洗ってしぼって…あら大変。(笑)
しかも、片手だとキッチンペーパーをちぎるの難しいの。
キッチンペーパーはしっかりしたホルダーを使うか、時間があるときに一枚ずつちぎっておいてストックしておくか…
とりあえずならボックスティッシュ。すぐ取れる場所に置きたいかな。
汚れはさっと拭いてポイ!

腕まくり。
夏ならいいけど。長袖の腕まくり、難しいね。
私は、シンクにシリコンマットをひっかけてます。
そこに腕を押し付けて、ずるずるずる〜。
伸縮性の無い落ちてきちゃう長袖は、百均で買ってきた袖カバーをしてから、同じようにずるずるずる〜。

手を洗って。
いざ!お料理開始!!


最後にちょっとだけ、個人的に意識していることを。
なるべく、今まで使っていた調理器具を使用して料理ができるように…と思ってます。
できれば、100均で売っているようなものやお家にあるものをちょっとだけプラスで便利にできるように、とか。
その工夫も、片手・自分でできるように。
新たな道具も、探さずにネットで買える便利グッズとか。
もちろん、珍しいものも便利だったらご紹介したいとは思います。でも。
肩肘張らずにナチュラルにお料理を楽しめたら、って思うんです。
○○じゃなきゃXXできない!っていうのが少しでもなくなったらいいな〜と思って。
だってね。「装具が無きゃ歩けない」「手すりが無きゃ上れない」「杖が無きゃ歩けない」
そんな、「○○がなきゃ」な部分が一気に増えちゃったから。
お料理くらいは、「○○が無くても…こうすればいいか♪」って気軽にできたら
もっとお料理が楽しみになると思うんですよね。

私は利き手が健側なので、左手一本でやってみることができないのですが
私には気づけない、利き手じゃないと難しいこともあると思うんです。
そんなときは、ぜひ、掲示板とか…ネットのあちこちにあるコミュニティで
「どうすればいいかな?」って聞いてみて欲しいな、って思います。
私以外にも、たくさん素敵な方法をご存知の先輩たちがいます。

そして、一つ、私の夢。
「片手お料理教室」
いつかやりたいな〜って思ってます。
知識も技術もさほど…なんですけどね(笑)
手すりやトイレのことを考えると、自宅開催がいいのかな?とか、そうすると車椅子の場合は難しいな、とか。
本当は出張してそれぞれのご自宅でできたらいいのかな、とか。
でも、私の身体能力的に難しいなそれも、とか(笑)
漠然となんですけど、色々考えてます。
まずは、コンテンツを充実させて、ボリュームのあるホームページを作っていくのが先決ですね!(笑)
さ。キッチンにまいりましょ♪

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